|
|
3.出願書類 |
|
|
【書類名】 実用新案登録願 |
【整理番号】 OKADA−207 |
【あて先】 特許庁長官殿 |
【考案者】 |
【住所又は居所】 三重県鈴鹿市石薬師2410 |
【氏名】 久留 昇次 |
【実用新案登録出願人】 |
【識別番号】 |
【氏名又は名称】 岡田工業株式会社 |
【代表者】 岡田 旭朗 |
【納付年分】 第1年分から第3年分 |
【手数料の表示】 |
【予納台帳番号】 |
【納付金額】 38900 |
【提出物件の目録】 |
【物件名】 実用新案登録請求の範囲 1 |
【物件名】 明細書 1 |
【物件名】 図面 1 |
【物件名】 要約書 1 |
|
【書類名】 明細書 |
【考案の名称】 マンホール蓋開閉装置 |
【技術分野】 |
【0001】 |
本考案は、本体中央部にマンホール蓋引っ掛け棒、両側に車輪を設けたマンホール蓋の開閉に |
関するものである。 |
【背景技術】 |
【0002】 |
マンホール蓋開閉作業を行う場合、作業員2名で従来の治具をマンホール鍵穴に直接挿入し、 |
蓋本体を持ち上げなければならなかった。 |
【考案の開示】 |
【考案が解決しようとする課題】 |
【0003】 |
常時作業員2名による作業は経済的負担も大きく、また、蓋開閉用治具を手に持って運ばな |
ければならないため、移動時の労働的負担でもある。従って、テコの機能と車輪の機能を一 |
体化することにより、マンホール蓋開閉作業を作業員1名で容易な労力で行うことが可能に |
なり前述の欠点を解決しようとするものである。 |
【課題を解決するための手段】 |
【0004】 |
本考案は、マンホール蓋開閉装置本体に、テコの力を使って蓋を持ち上げるための引っ掛け |
棒を、本体中央部に設けた長穴に装着しマンホール蓋の鍵穴に挿入し作用棒を押し上げる。 |
且つ、車輪の機能により持ち上げられた蓋の前後へのスライドを可能にしている。また、長 |
穴は本体設置位置の多少のずれに自在に対応できることを可能にしている。 |
【考案の効果】 |
【0005】 |
上述の様に、本考案のマンホール蓋開閉装置は、テコの力を利用して蓋を持ち上げる機能は |
勿論、本体全体を軽量パイプで構成しているため、軽量かつ丈夫で両側に設置されている車 |
輪の機能により、マンホール蓋を持ち上げた状態での移動が容易にでき、一連の作業を一人 |
で行うことが可能であり、労力の低減として役立つ。 |
【考案を実施するための最良の形態】 |
【0006】 |
マンホール蓋開閉装置本体両側の車輪の間にマンホール蓋が納まるように本体を設置し、作 |
用棒を押し下げた時に引っ掛け棒がマンホール蓋鍵穴から抜けないように、引っ掛け棒を挿 |
入したのち90°回転させ、引っ掛け棒先端部分が裏蓋面にしっかりと引っ掛かった状態で |
支承する。また、マンホール蓋を持ち上げたまま本体を押すか引っ張ることにより、車輪の |
機能が働き、マンホール蓋のスライドが可能となる。また、装置本体の作用棒の根元部分の |
着脱ピンを抜くことにより、作用棒を取り外すことができ、コンパクトな収納が自在となる。 |
【実施例1】 |
【0007】 |
以下、添付図面に従って一実例を説明する。1は軽量かつ耐久性のあるアルミ管を適宜素材 |
にて形成された作用棒、4は作用棒を収納するために設けた着脱部位で、この着脱部位4は |
ピン4aを差し抜きすることで作用棒1の着脱が自在となる。3は1と同様素材で前後2本 |
のパイプで形成している本体中央部で、本体中央部3の前方管3aの両サイドに開けられた |
長穴5にマンホール蓋を開けるための、引っ掛け棒本体7を挿入する。 |
【0008】 |
前述の引っ掛け棒本体7の頭部9のT字ハンドルは端部8がマンホール蓋裏面に引っ掛った |
状態にするために90°回転させ、作用棒1を押し下げ腹部に設けた荷重受けワッシャ10 |
で本体中央部3の前方管3aにマンホール蓋の荷重を伝えることで蓋が持ち上がり、1及び |
3と同様素材で形成された2は本体両側を構成し、この本体両側2の後方口縁部に枢着した |
車輪6により本体の移動が自在となる。また、頭部9を回転させ解錠すると、端部8が蓋か |
らはずれ引っ掛け棒本体7がマンホール蓋からはずれる。 |
【図面の簡単な説明】 |
【0009】 |
【図1】本考案のマンホール蓋開閉装置の実例を示す正面図である。 |
【図2】本考案のマンホール蓋開閉装置の実例を示す断面図である。 |
【図3】本装置一部(引っ掛け棒)の断面図である。 |
【符号の説明】 |
【0010】 |
1 作用棒 |
2 本体両側 |
3 本体中央部 |
3a前方管 |
4 着脱部位 |
4aピン |
5 長穴 |
6 車輪 |
7 引っ掛け棒本体 |
8 端部 |
9 頭部T字 |
10 腹部荷重受けワシャ |
|
【書類名】 図面 |
【図1】 |
|
|
【図2】 |
|
|
【図3】 |
|
|
【書類名】 要約書 |
【要約】 |
【課題】 本考案は、マンホール蓋開閉装置本体が、マンホール蓋を小さい労力で開閉し、且つ、 |
持ち上げたまま移動作業ができる車輪と作用棒を設け、作業の安全と効率を高める。 |
【解決手段】 本考案は、マンホール蓋開閉装置本体を構成する本体両側2に車輪6を設け、移 |
動作業が自在となるようにし、且つ、同じく本体を構成している本体中央部3の前方 |
管3aの両側に開けられた長穴5に、挿入される引っ掛け棒本体7の端部8がマンホ |
ール蓋裏面に引っ掛かることで、腹部荷重受けワシャが前方管3aに荷重を伝達し、 |
作用棒1を押し下げることでテコの作用が働き、蓋を小さな力で持ち上げられ労力の |
効率と移動時の安全に役立つ。 |
|
【選択図】図2 |
|
|
【書類名】 実用新案登録請求の範囲 |
【請求項1】 |
マンホール蓋開閉装置本体は、テコの力を使って持ち上げることのできる引っ掛け棒を、本体 |
央部に設けた長穴に装着すると共に、本体両側に車輪を設けマンホール蓋のスライドを容易に |
行えるところを特徴とするマンホール蓋開閉装置。 |